【水中写真のお勉強 in 石垣島】生えものクローズアップ撮影!

第9回となりました、水中写真のお勉強。今回は知る人ぞ知る「生えもの」がテーマです。それではいってみましょー!
生えものとは、読んで字のごとく、そこに生えている生き物たちのこと!中でも今日取り上げたのは、「ケヤリムシ」というゴカイの仲間。細い管のような家を作って棲み、触手のような器官(鰓冠)を出して流れてくる食べ物をキャッチします。この鰓冠の構造が緻密でして、クローズアップで撮影するととっても美しいんです!(*’ω’*)

鰓冠は光や水の流れを感知する感覚器官でもあるため、撮影の際はとにかく優しくが鉄則!アプローチはゆっくりと、少し遠くからフラッシュに慣らしつつ撮影するのがオススメです。強い光を当てると反応して引っ込んでしまいますので、ライトではなくストロボを使った方が撮りやすいですね。動き回る被写体ではないので、撮影できる距離の限界まで寄って撮りました。構図はなんとなーく対角線構図になるように。これは後付けのようにも感じますがね(笑)

一眼レフで水中マクロを撮り始めた頃の写真なので、カメラの設定が個人的にはイマイチに感じます。当時はとにかくボケ感やふんわりメルヘンへの憧れが強くありましたから(>_<)💦 撮っているうちに少しずつ好みは変わるものですねー。今だったらもう少し絞って、シャッタースピードも速くしたかと。そうすれば白飛びも抑えられて、被写体も流れず、ディテールもより出せたかなーと思います。

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(ニコン D90)レンズ(105mm)ストロボ1灯(D2000)
撮影データ:SS(1/60)F値(4)WB(晴天)フォーカスモード(マニュアル)ISO(200)撮影モード(絞り優先)露出補正(±0)

続いてレタッチ!こんな感じに仕上げてみました!JPEGデータをLightroomのスマホアプリでいじっています。
「今だったらこう撮るなー。」って感じにかなり引っぱられた現像結果です(‘ω’)

①切り抜き
そのままで対角線構図になっていて気持ちよかったので、特別いじっていません。

②ライト
白飛びっぽく感じるのを何とかすべく修正しました。
(露光量-0.25 コントラスト+20 ハイライト-30 シャドウ-100 白レベル+17 黒レベル-57)

③カラー
写真全体が黄色っぽく感じたので、色かぶり補正をポチポチと。彩度も少し上げてます。
(色かぶり補正+27 自然な彩度+7)

④効果
「猫じゃらし」のような鰓冠を強調していきます!
(テクスチャ+34 明瞭度+43 かすみの除去+22 )

⑤ディテール
最後の仕上げです。思いっきりシャープに!!かつノイズは抑えつつ!!
(シャープ150 ノイズ軽減19)

以上、水中写真のお勉強第9回でした! ほかの作例も見てみたいー!という方はこちらへどーぞ ☞ 「水中写真のお勉強」 ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますのでなんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥