【水中写真のお勉強 in 石垣島】レタッチで印象的なモノクロームに♪

早くも第10回!今回は初めての試みに挑戦です!
取り上げた写真は、成長めざましい北部のサンゴ。自然光がたっぷり入る浅場で、フィッシュアイでの広角撮影です。フィッシュアイでの撮影ですので、画面の隅々に注意しつつ被写体にしっかりよって撮りました。連なるリーフで対角線構図、手前の群生でC字構図を取ってます。背景は海で抜いてブルーにしてますが、もう少し寄って構図めいいっぱいサンゴにしてもよかったかもしれませんね。

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(OLYMPUS TG4)外付けレンズ(フィッシュアイ)
撮影データ:SS(1/500)F値(3.2)WB(水中)フォーカスモード(AUTO)ISO(100)撮影モード(水中ワイド)露出補正(+0.3)

続いてレタッチ!今回はここがミソです!モノクロームに初挑戦してみました!
サンゴの力強さと、相反する脆さ・儚さ、そんなものを表現してみたいと思ったんです。
JPEGデータをLightroomのスマホアプリでいじっています。(‘ω’)

①切り抜き
少しトリミングしまして、サンゴの群生を強調したC字構図に調整しました。

②ライト
サンゴの群生がいきいきと感じられるように、コントラストを上げつつ白飛びを抑えました。
あえて黒つぶれは強調してみました。写真に迫力が出たかなー。と思います(>_<)
(露光量+0.31 コントラスト+43 ハイライト-13 シャドウ-4 白レベル-68 黒レベル+21)

③カラー
彩度を完全に落としてモノクロームに!他は一切さわっていません!!
(彩度-100)

④効果
くっきり、スッキリ。写真を引き締めていきます。
(明瞭度+42 かすみの除去+24 )

⑤ディテール
最後にカリっとシャープに!ノイズもがっつり落としてみました!!
(シャープ150 ノイズ軽減100)

水中をモノクロームで表現する、とても奥が深いなぁと感じました!(>_<) 今後も挑戦してまいります!!
以上、水中写真のお勉強第10回でした!ほかの作例も見てみたい!という方はこちらへどーぞ ☞ 「水中写真のお勉強」
ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますのでなんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥