【水中写真のお勉強 in 石垣島】海中で雪が舞う?ロマンチックなマクロ写真♪

水中写真のお勉強、第12回!今回はコンパクトデジカメで撮った1枚をご紹介します♪
2011年に発売された「OLYMPUS XZ1」。僕が初めて水中写真を撮った、思い入れのあるカメラです。残念ながら使っていたものは水没して故障してしまいましたが、やわらかい写りの素敵なカメラだったなー。と、昔の写真を引っぱり出してみました。外付けの器材は一切なし、本体とハウジングのみでウミウシを撮影。インリーフのポイントで浮遊物が多く、内蔵ストロボのみですので写真の左上を中心にハレーションが起きてしまっています💦

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(OLYMPUS XZ1)
撮影データ:SS(1/250)F値(4.0)WB(水中)フォーカスモード(AUTO)ISO(200)撮影モード(水中ワイド)露出補正(+0.3)内蔵ストロボ(ON)

続いてレタッチ!まるで絵を描くように、思い切って現像!
浮遊物のハレーションを逆手に取って、雪が舞っているような写真にしてみました(*’ω’*)🌟
いつもどおり、JPEGデータをLightroomのスマホアプリでいじっています。

①切り抜き
トリミングして、ウミウシを3分割構図の交点右下に配置しました。角度も少し調整しています。

②ライト
トーンカーブをいじって明るさ調整、グリーンも少し抑えてます。ハレーションが雪に見えるように、もろもろいじっていきます。
(露光量+0.57 コントラスト-14 ハイライト+12 シャドウ-11 白レベル-27 黒レベル-21)

③カラー
色温度を下げてクールな印象になるよう調整。ウミウシが乗っている部分の赤みが気になったので、色かぶり補正を下げてみました。青みを強くしつつ儚げな雰囲気が出るように、彩度もいじってます。
(色温度-10 色かぶり補正-12 自然な彩度+24 彩度-12)

④効果
雪が舞っている感じを強調しつつ、写真がパキッとし過ぎないよう「かすみの除去」を下げて少しフンワリさせました。
(テクスチャ+31 明瞭度+17 かすみの除去-17 )

⑤ディテール
仕上げにシャープを上げてキリっと。ノイズ軽減もいじってますが、やり過ぎると雪がのっぺりしてしまったので、少し上げるだけにしています。
(シャープ 42 ディテール 37 ノイズ軽減 15)

昔撮った写真を見返して、レタッチするのも楽しいですね♪「OLYMPUS XZ1」、また使いたくなっちゃいました。生産終了してるけど、中古探してみようかな(;^ω^)💦
以上、水中写真のお勉強第12回でした!ほかの作例も見てみたい!という方はこちらへどーぞ ☞ 「水中写真のお勉強」
ご要望いただきましたら、ログ付け時に一緒にレタッチもしますので、なんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥