【水中写真のお勉強 in 石垣島】地形をドラマチックに撮影♪モデルのご協力ありがとうございました!

パラっとにわか雨はあったものの、本日も良い天気の石垣島です(*’ω’*)
ただフィリピンの東にある台風14号が今後どう動いてくるか。だんだんとこちらに寄ってくる予報に変わってきていますので、注意が必要ですね💦💦

さてさて、第14回となりました「水中写真のお勉強」。計らずも台風と同じですね(笑) 今回は一眼レフでワイド撮影。地形にモデルありと、新たな要素てんこ盛りの写真をご紹介いたします(^^)/

まずはモデルを入れて撮りたい景色を決めてまして、パチパチ撮りつつカメラの設定も決めます。ストロボを使うと浮遊物でハレーションを起こしてしまいますし、あまり綺麗でない岩肌もクッキリ写ってしまうので、今回は差し込む自然光で撮影しました。ですので、ブレない範囲で明るさの調整をするのがなかなかに難しかったです。シャッタスピードは遅めに、絞りは開けて、ISOはノイズが気にならない範囲で。いやはや考えることが多くて、。💦 コンデジならカメラが勝手に調整してくれるので楽チンなんですけどね(;^ω^) (多少の被写体ブレや手ブレ、ISO上がりすぎのノイズは出てしまいますが、。)

被写体を入れるフレームとカメラの設定が決まったところで、モデルさんにも入ってもらって撮影。差し込む光を強調したいので、ダイバーの視線を光の方へ。あとは差し込む光の形が刻一刻と変わりますので、とにかく沢山撮りました!差し込む光に癒されているような印象の写真になりましたね(*’ω’*)🌟

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(ニコン D90)レンズ(15mm)
撮影データ:SS(1/50)F値(5.6)WB(晴天)フォーカスモード(AUTO)ISO(400)撮影モード(マニュアル)露出補正(±0.0)

続いてレタッチ。いつもどおり、JPEGデータをLightroomのスマホアプリで編集しています。

①切り抜き
空間の広さを大事にしたかったので、切り抜きはしていません。

②ライト
露光量を上げて全体を明るく、コントラスト上げて写真を引き締めてます。洞窟内の壁の質感を出したかったので黒レベルは結構上げてます。その他の項目はバランスを取るように調整しました。
(露光量+0.82 コントラスト+21 ハイライト+9 シャドウ+17 白レベル+14 黒レベル+41)

③カラー
ここの調整は完全に好みです。色温度を下げてクールな印象に。青が少し強くなりすぎたので、色かぶり補正をわずかに下げて緑を足しました。あとは彩度を自然な範囲で持ち上げてます。
(色温度 -17 色かぶり補正 -5 自然な彩度+32 彩度+9)

④効果
明瞭度とかすみの除去を上げてくっきりと、行き過ぎた感じがしたのでテクスチャを下げてバランスも取ってます。
(テクスチャ-20 明瞭度+30 かすみの除去+15)

⑤ディテール
シャープを上げて、ノイズを落として仕上げです。ノイズ軽減は少し控え目にかけました。
(シャープ 38 ノイズ軽減 35)

以上、水中写真のお勉強第14回でした。地形の撮影、奥が深いです(; ・`д・´)💦🌟
ほかの作例も見てみたい!という方はこちらへどーぞ ☞ 「水中写真のお勉強」
ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますのでなんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥