【水中写真のお勉強 in 石垣島】可愛らしい幼魚の季節、盛り上がってまいりましたー♪

グズついた天気、まさしく「梅雨」な石垣島です。ここ数年では珍しく、今年の梅雨はしっかり雨が降っていますねー(>人<;)

水中では幼魚シーズン真っ盛り。可愛らしい子たちが、わんさかと出てきてくれています٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
今日のブログは「水中写真のお勉強」。ご紹介するのは、こちら「ルリホシスズメダイ」の幼魚です!
スズメダイの幼魚たちの中でも、トップクラスの撮りにくさを誇るこの子😅💦 1DIVE全てを捧げても、撮れない時もあるほど。本当にすばしっこい子です。僕がこの子に挑む時の様子から、ご紹介しますね。まずはじっくりと行動範囲を観察します。よく姿を現す場所が分かったら、ピントを合わせて待機。無理に追いかけても撮れっこありませんからね^^; 構図なんかも考える暇はないので、ひとまず写真のど真ん中で。待って、待って、待って、ピントが合ったらシャッターを、切るべし!切るべし!切るべし!忍耐と根気、集中力が必要です(*’ω’*)✨

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(ニコン D90)レンズ(105mm)ストロボ(INON D2000,S2000)
撮影データ:SS(1/200)F値(8)WB(晴天)フォーカスモード(マニュアル)ISO(100)撮影モード(マニュアル)露出補正(±0.0)

続いてレタッチ。いつもどおりJPEGデータをLightroomのスマホアプリ、無料でできる範囲で編集しています。
幼魚の可愛いさが引き立つよう、ふんわり鮮やかメルヘンに仕上げて見ました!各項目ごとに見ていきますね🔽

①切り抜き
被写体の視線の先にスペースを作りつつ、三分割構図を意識してまとめました。せっかく小さくて可愛い子なので、大きく切り取り過ぎないようにも注意しています。また回転も少し加えて躍動感を強調しています。

②ライト
まずはトーンカーブで緑をほんの少し落として、青を気持ち持ち上げています。全体の明るさもトーンカーブで持ち上げました。基本調整では明るくふんわりするように調整した感じです。トーンカーブの詳細は下の画像をクリックしてご覧ください٩( ‘ω’ )و
(露光量+0.26 コントラスト±0 ハイライト±0 シャドウ+35 白レベル+6 黒レベル-10)

③カラー
彩度を持ち上げた上で、色温度も少しあげています。カラーミキサーで色ごとの調整も一部行なっています。いづれも不自然にならないよう、やりすぎないように注意しました。カラーミキサーの詳細は下の画像をクリックしてご覧ください٩( ‘ω’ )و
(色温度+4 色かぶり補正±0 自然な彩度+39 彩度±0)

④効果
目元を少しキリッとさせたかったので、テクスチャを上げてます。フンワリの雰囲気は明瞭度と周辺光量補正を少し上げて表現。甘くなりすぎないように、かすみの除去は少し上げてます。
(テクスチャ+21 明瞭度-7 かすみの除去+7 周辺光量補正+6)

⑤ディテール
ここで最終的に目元をキリッと調整です。シャープを上げて、ノイズは出さないように微調整。
(シャープ101 ノイズ軽減14)

以上、「水中写真のお勉強」ブログでした。今回の写真はレタッチよりも、水中での撮影の方が肝になりますね。難易度は高めですが、撮れた時の嬉しさはとても大きいので、是非挑戦してみて欲しいです!ぐっと集中して被写体に向き合う時間も、良いものですよー!(*’ω’*)💕
実際のレタッチの様子をYoutubeでもアップしています。こちらも是非、ご覧くださいませ(^^)/ 「ダイビングサービス 鱗 Youtubeチャンネル」

ほかの作例も見てみたい!という方はこちらへどーぞ ☞「水中写真のお勉強」
ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますので、なんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥