ダイビングエリア

・北部インリーフ / 伊原間, 伊土名 エリア
バリアリーフ(天然の防波堤状のような サンゴ礁)に囲われた、穏やかなダイビングエリアです。オールシーズン潜ることができ、ダイビングポイントも豊富。リュウキュウキッカサンゴの大群落や、ハタンポ/テンジクダイなどの群れ、砂地に住むマクロ生物を楽しむことができます。


・北部アウトリーフ / 伊原間, 伊土名, 平久保 エリア
バリアリーフ外側のダイビングエリアです。テーブルサンゴをはじめとした造礁サンゴ群、外洋を好む魚たちの群れ、透き通った「青の世界」を堪能できます。特にサンゴの成長は近年めざましく、ぜひとも見ていただきたい景色です。可愛らしいギンポの仲間や、美しいハナダイの仲間など、マクロ生物も楽しめます。


・北西部 / 米原 エリア
色とりどりのサンゴ、多種多様な生き物たち、石垣島北部で最も生物相が豊富なエリアです。ダイビングポイントも多く、ポイントごとに違った景色を楽しむことができます。そこここに魅力的な被写体があり、時間がいくらあっても足りません。美しいサンゴなどを背景に、可愛らしい生き物を撮る。いわゆる「メルヘン」な写真が好みの方には、ヨダレが出て止まらなくなる場所です(笑)


・北西部 / 荒川, 山原 エリア
地形ダイビングを楽しめるポイントの多いエリアです。7月頃には洞窟内にテンジクダイなどの小魚が沢山入り込み、息をのむ光景が目の前に広がります。砂地にある離れ根(ポツンとある岩)には、鮮やかな魚の群れも楽しむことができます。このエリアもまた、近年サンゴの成長が めざましいです。

シーズナリティ

春 / 3~5月
(水温:22~24℃、気温:23℃前後、スーツ:5mmワンピース、寒がりの方は+フードベスト)

北部インリーフ 、北部アウトリーフ 、米原 エリアでのダイビングになります。幼魚が出始める時期で、幼魚好き(通称:ギョリコン)には たまらない季節になってきます。運が良ければ コブシメの産卵や、小さな幼体に出会うこともあります。


・初夏 / 5~7月
(水温:24~27℃、気温:27℃前後、スーツ:5mmワンピース)

北部インリーフ、北部アウトリーフ、米原、荒川 / 山原 エリアでのダイビングになります。梅雨の時期でもありますが、石垣島では1日中雨という日は少なく、ザッとスコールが降ったり、止んで晴れたり という気候です。幼魚が最も多い時期で、グルクン(タカサゴ)のちびっこが湧いています。洞窟の中に小魚が群れ始めるのも、この時期です。梅雨明けの時期には「カーチバイ」という強い南風が吹き、あまりに強い日には北部インリーフ / アウトリーフ エリアにポイントが限定されることもあります。この時期から台風も発生し始めます。


・夏 / 7~9月
(水温:28~31℃、気温:30℃前後、スーツ:3~5mmワンピース)

「カーチバイ」も終わり、太陽も燦燦(てぃだかんかん)、ベストシーズンの到来です。石垣島北部、全てのエリアでダイビングが可能です。魚の群れの大きさはピークをむかえ、差し込む光で洞窟の中は神々しい景色になります。強い台風が発生する時期でもありますが、台風を避けるために この時期を逃すのは、個人的に非常にもったいないと思います。


・秋 / 9~11月
(水温:25~30℃、気温:26℃前後、スーツ:5mmワンピース)

北風の日が増え始め、北部インリーフでのダイビングが増えてきます。カエルアンコウや 可愛いウミウシが出始め かつ水温も快適な時期なので、じっくりマクロを撮りたいフォト派ダイバーには うってつけの季節です。洞窟内の群れは台風や捕食によって 減っていきます。依然として 台風シーズンでもあります。


・冬 / 12~2月
(水温:20~23℃、気温:20℃前後、スーツ:5mmワンピース+フードベスト、ロクハン、ドライスーツ)

ほぼ北部インリーフ エリアでのダイビング、ガイドはマクロが中心です。カエルアンコウ種がピークに達し、さまざまな色や種類の個体が現れます。砂地を じっくりと潜るので、他にも多くの面白い生物に出会えます。曇りや雨の日が多く 冷たい北風も吹くので、水中よりも船上の方が寒く感じます。ウインドブレーカーやフリースなどの防寒具の持参を お勧めします。北風があまりに強い日は、南部のダイビングショップに乗り合いする場合もあります。