気付いて、調べて、考えて。【生きもの観察日記 in 石垣島】クリーナーシュリンプの営み♪

良い天気が続いています、石垣島! なんですが、、、心配なのは新型コロナウイルス(>_<)
沖縄県の感染状況は世界的にも深刻なレベルらしく、なんだか気の休まらない日々です、。
個人的には2度目のワクチン接種を明日に控え、副反応が心配です💦 あんまり熱がでないといいなー、。

気を付けるべきところを気を付けて、少しづつ日常が戻るのを待つしかありませんね。
コツコツと、できることをやっていきましょう!(/・ω・)/

ソリハシコモンエビ

さてさて、本日のブログは【生きもの観察日記】、第2弾!
上の写真「ソリハシコモンエビ」を主役にお届けしまーす(*’ω’*)
成体の大きさは 3~4cmほど、「クリーナーシュリンプ」としてダイバーのなかでは有名ですよね♪
少し窪んだ洞穴のようなところに多数生息し、やってきた魚たちの体表についたゴミや寄生虫をハサミで取って食べる「クリーニング」という生態をもっているのが特徴です。

クリーニングする ソリハシコモンエビ

写真のように、ユカタハタなど少し大型の魚がよくクリーニングされています。そーっとアプローチすれば、「種」を超えた彼らの共存関係を観察することができます。(すみません、エビのピントが甘い写真しか持ってませんでした💦)口の中やエラのすき間など、痒いところに手(ハサミ?笑)が届くようで、魚たちはなんだかトロンと気持ちよさそうに見えます(^^)/

食べられてしまった ソリハシコモンエビ

魚たちも自分にとって有益な存在であることを認識しているのか、捕食されにくいそうですが、。
ガイド中ライトで照らして案内していると、時折近くにいたハタの仲間に食べられることもあります💦
この時の罪悪感、なかなかのものです(・_・;) いつも心の中で「ごめん、。」と両手を合わせています。

大切に「何か」を抱えている ソリハシコモンエビ

ここまで書いたことは今までも観察していたことなのですが、先日あまり見かけないシーンを目撃しました。それがこちらの写真です。1匹のエビが大切そうに「何か」を抱えていて、近くにいた他のエビたちもそれを狙っているような動きをしていました。エビたちが自身の卵を抱える場合は「腹肢」という泳ぐための足にくっつけるので、「何だろう?」と思いつつ撮影しました。

ソリハシコモンエビの捕食シーン

撮影した写真を観察してみると、、、Σ(・□・;)!!💦
「なっ!?なんかの卵を抱えてる!!?」「えっ!?まさか食べてる!!!??」「う、うわぁ、。( ;∀;)」
衝撃の瞬間。まさかのエビの捕食シーンに遭遇してしまいました。何の魚の卵かは分かりませんが、卵塊なので産み付けられていたのを取ってきたのか、はたまた流れてきたものをキャッチしたのか、いやぁ興味深い。
カメラ持っての出稽古中、ガイドはしていなかったので、貴重な瞬間を独り占め。嬉しいような、悔しいような、。(^^;)笑 次回はお客様に観察してもらいたいなー!なかなか出会える瞬間ではないと思いますが💦

以上!【生きもの観察日記】、第2弾でした!!これまでの記事は、こちらよりどうぞ!➡ 【生きもの観察日記】
今後も水中を注意深く観察し、お客様と一緒に楽しんでいきたいと思います!
ではでは、本日はこの辺りで!(*’ω’*)🌟

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥