【水中写真の お勉強 in 石垣島】まるで絵画!大空を泳ぐウミガメ!!
どーも!先日髪を切ってもらいまして、さっぱりしましたリンです。
以前より、お客様から「水中写真の撮り方、レタッチの仕方を教えて欲しい。」とのお声を多くいただいておりまして、ちょっくら取り組んでみようと、書き始めてみた次第です。
僕も自分なりに試行錯誤しながら、日々勉強している状況ですので、どうぞお手柔らかにお願い致します。
あと「写真」というのは、本当に自由に楽しめるものです。正直、正解なんてありません。
ですので、これから書いていく事はあくまで僕の好きな「撮り方」であったり「レタッチ」の話になります。
「へぇー、リンはこんな感じかー。」くらいのテンションで、お楽しみいただければと思います。
ではでは、いってみましょー!過去の写真を1枚ずつ材料に書いていきまーす。
まずは、上の写真をご覧ください。波一つないベタ凪の日、息継ぎをしにいったウミガメが、まるで空を飛んでいるようでした。
撮影の時に意識したことは、2つですね。
ひとつは、カメを大きく撮りすぎないこと。
空を飛んでいる感じを出したかったのと、カメが泳いでできた波紋が美しかったので、それも写真に入れたいと思いました。
もうひとつは、自分が吐いたエアーが映らないようにする事。エアーを入れて撮ると、ダイビングらしさを出すこともできるんですが、この写真では「カメと空と波紋」を中心にしたかったので、アングルを調整してエアーが入らないように撮りました。
続いてレタッチです。あれこれいじって、こんな風に仕上げてみました。
画像編集は、Adobe Lightroom スマホアプリの無料版でやってます。
REWではなく JPEGのデータをスマホでいじってますので、多少画質が粗いのはご容赦ください(汗)
REW、JPEG については、沢山の方がネット上で説明されていますので、ここでは説明を割愛しますね。それでは、順を追って紹介していきまーす。
①「切り抜き」の欄。構図を調整します。中心を少しずらした「日の丸構図」でカメを強調してます。
また、波紋が対角線構図になるようにして、バランスと躍動感を出してます。カメの視線の先を少し広めにとってるのもポイントです。
②「ライト」の欄。トーンカーブをいじります。全体的に青みがかっていたのを抑え、雲の白さが強く出るようにしました。
明るさやコントラストも微調整していきます。(露光量+0.71 コントラスト+18 ハイライト+27 シャドウ+47 白レベル+41 黒レベル‐20)
③「カラー」の欄。色味を調整していきます。綺麗な青を(色温度+16 色かぶり補正+14 自然な彩度+45 彩度-16)
④「効果」の欄。写真のイメージを決めていきます。つるんとした波紋を強調してみました。(テクスチャ+32 明瞭度+100 かすみの除去+26)
⑤「ディテール」の欄。最後の仕上げです。(シャープ27 半径1.0 ディテール25)
以上、水中写真のお勉強Vol.1でした!文章だけでの説明は、なかなか難しいですね(汗)
今後もちょこちょこ書いていこうと思いますので、徐々に洗練されていくのではないかと!
ほかの作例も見てみたいー!という方はこちらへどーぞ ☞「水中写真のお勉強」 ご要望いいただきましたら、ログ付けの時にお話ししながらでもやりますので、お気軽にどうぞ。
ではでは、今回はこのあたりで。
石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥