【水中写真のお勉強 in 石垣島】悔しいピンボケ写真を救出!
水中写真のお勉強、第5回です。今回は個人的に悔しい一枚、いわゆる失敗写真を取り上げていきまーす!
瞳がきゅるるん♪と、とっても可愛らしいおチビのカスリヘビギンポ?(難しくて、断定できませんでした、。)
この子がオレンジ色の綺麗なところにいてくれまして、「これはー!!」っと大興奮で撮影したのですが、。ダイビングを終了して、画像をチェックするとー、、、orz
ピントがほんのちょっと甘ーい!(>_<) 限界まで近寄ったので、ボケ過ぎー!!( ;∀;) くっそー!!!という1枚に、。
興奮をおさえて、ピントをシビアに、F値(絞り)をもう少し上げて。と、解決策は分かるのですが、撮ってるときは夢中ですから、なかなか難しいです、。トライ&エラーを繰り返して、精度を上げるしかありませんね!これかも精進します!!
以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(ニコン D90)レンズ(105mm)ストロボ1灯(D2000)
撮影データ:SS(1/125)F値(5.6)WB(晴天)フォーカスモード(マニュアル)ISO(200)撮影モード(マニュアル)露出補正(±0)
続いてレタッチ!こんな感じに仕上げてみました!JPEGデータをLightroomのスマホアプリでいじっています。
ピントがちょっと甘い、ボケ過ぎてる。そこを逆手に撮って、「メルヘン」に~!!(/ω\)
①切り抜き
くるっと写真を回転。被写体の視線の先に余白を作った方が、収まりの良い写真になるのですが、後ろ部分の玉ボケが可愛かったので、そこを入れ込むようにトリミングしました。
②ライト
好みの色は出せていたので、トーンカーブはいじってません。メルヘンっぽくするために明るくハイキーに調整してます。
(露光量+0.59 ハイライト+40 シャドウ+24 黒レベル-16)
③カラー
明るくすると白く色が飛びがちになるので、彩度をあげつつバランスを取ってー。
(色温度+4 色かぶり補正+12 自然な彩度+12 彩度+6)
④効果
ピントの甘さをここで補っていきます!かすみの除去はあえて下げてフワッとした印象に。
(テクスチャ+25 明瞭度+36 かすみの除去-10 )
⑤ディテール
ダメ押しで瞳や口の部分をシャープに!もう思いっきりやっちゃいました!!
(シャープ150 半径1.0 ディテール25)
以上、水中写真のお勉強Vol.5でした!「くーっ」と、悔しい写真もレタッチ次第で仕上げることができました!今回はとても勉強になりましたねー。ほかの作例も見てみたいー!という方はこちらへどーぞ ☞「水中写真のお勉強」 ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますのでなんなりとお申し付けくださいね。
石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥