【水中写真のお勉強 in 石垣島】パキッとレタッチ。光のシャワーを神々しく。

お久しぶりの水中写真のお勉強。今回で第11回となります。
先日SNSで「いつも楽しく拝見してます。とても勉強になります!」なんてメッセージをいただきまして、いやはや本当にありがとうございます!完全な自己満足でやっている本シリーズを、楽しんでくれている方がいらっしゃるとは、それはもう嬉しかったです!(*’ω’*)🌟 不定期にはなりますが、今後も更新していきます!ご感想、ご意見、ご要望、何でもどうぞ!皆さんからの反応があると、より張り合いがでますのでね!!

さてさて、今回はOLYMPUS TG4で撮った1枚をご紹介しますね♪
外付けの器材は一切なし、本体とハウジングのみでの撮影です。天気のいい日の浅場(水深2mほど)でサンゴを撮ってみました。意識したのは「光のシャワーを映し込む」こと。日差しが強い日に逆光であおり気味に撮影すると、太陽の光芒(光のシャワー)がよく映ります。あとは画角(映る範囲)の狭さを逆手に取って、写真から余計な物を排除しました。構図は二分割構図、思いっきりサンゴに寄っての撮影です。浅場での撮影では、生き物たちの光合成でできた泡がレンズにすぐ付着しますので、その点にも注意が必要ですね。

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(OLYMPUS TG4)
撮影データ:SS(1/500)F値(2.8)WB(水中)フォーカスモード(AUTO)ISO(100)撮影モード(水中ワイド)露出補正(+0.3)

続いてレタッチ!正直好き嫌いは分かれる写真表現かと思います(;・∀・)💦
僕も普段はやらないレタッチですね。「こういうことも出来る。」という一例として、お楽しみください。いつもどおり、JPEGデータをLightroomのスマホアプリでいじっています。

①切り抜き
少しトリミングと、角度調整して水平を取りました。

②ライト
トーンカーブで白飛びを抑えた後、光のシャワーが綺麗にでるように調整しました。
コントラストは強くしつつも、シャドウと黒レベルはがっつり上げてます。
(コントラスト+23 ハイライト+29 シャドウ+68 白レベル+59 黒レベル+100)

③カラー
色かぶり補正をあげてます。青色が強調されつつ、赤い色味が足されています。
(色かぶり補正+31)

④効果
がっつり、これでもかといじってみました。
(テクスチャ+100 明瞭度+100 かすみの除去+58 )

⑤ディテール
特にいじっていません。少しノイズ軽減を上げてもいいかもしれませんが、上げ過ぎるとせっかく強調した光のシャワーが目立たなくなってしまいますので💦

以上、水中写真のお勉強第11回でした!レタッチはやはり奥が深いですね。本当いろんな表現ができます。皆さんもご自分の好きなように、自由に水中写真をお楽しみくださいね!正解なんてありませんから(^^♪
ほかの作例も見てみたい!という方はこちらへどーぞ ☞ 「水中写真のお勉強」
ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますのでなんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥