【水中写真のお勉強 in 石垣島】泡メルヘンを、さらにメルヘンにー♪

連日晴れ予報の石垣島!最高気温も25℃と、とうとう冬が終わり春がやってきたようですね!٩( ‘ω’ )و🌸

さて今日のブログは「水中写真のお勉強」。 もう少し暖かくなってきますと、我が家ではタイドプール遊びが解禁されます!水深は深くて2mないくらい、普段のダイビングとは一風変わった環境、どこからともなく増えてくる可愛い可愛い幼魚たち💕 浅い水深で太陽をいっぱい浴びて、活発に光合成する藻類たちにも目が離せません!そんな環境で撮った一枚を、今日はレタッチしてまいります!

とても浅く明るい場所での撮影なので、ストロボはオフ。自然光のみでの撮影です。光合成でできた泡に撮影可能ギリギリの距離まで近づいてシャッターを切りました。周囲がボケすぎないように、絞りはF11まで絞ってます。自分のイメージに近い「泡メルヘン」が撮れたかと٩(๑❛ᴗ❛๑)۶✨

以下、撮影器材とデータです。
撮影器材:カメラ(ニコン D90)レンズ(105mm)
撮影データ:SS(1/200)F値(11)WB(晴天)フォーカスモード(マニュアル)ISO(400)撮影モード(マニュアル)露出補正(±0.0)

続いてレタッチ。いつもどおりJPEGデータをLightroomのスマホアプリ、無料でできる範囲で編集しています。
浅い水深・自然光での撮影だと、どうしても緑がかってしまうところをレタッチで好みの色に調整してあげました!キラキラの宝石のような泡メルヘンになったかと(*’ω’*) 各項目ごとに見ていきますね🔽

①切り抜き
今回のレタッチ、正直構図で一番悩みました。グッとクローズアップして、泡の一つ一つを強調しても良かったんですが、せっかく綺麗に玉ボケしている周囲の泡も捨てきれず、。悩んだ末、ととのえる程度に上と右部分を切り取りることにしました。

②ライト
緑がかっていたのはトーンカーブをいじって調整しました。緑と赤をほんの少し落として、青を持ち上げています。全体の明るさもトーンカーブであたりをつけて、基本調整でととのえてあげた感じです。トーンカーブの詳細は下の画像をクリックしてご覧ください٩( ‘ω’ )و
(露光量+0.19 コントラスト-5 ハイライト±0 シャドウ-7 白レベル-9 黒レベル+23)

③カラー
透明感のあるブルーを出したかったので、色温度は下げて、色被り補正は上げてます。彩度は不自然にならないよう注意しつつあげていきました。カラーミキサーで色ごとの調整も一部行なっています。カラーミキサーの詳細は下の画像をクリックしてご覧ください٩( ‘ω’ )و
(色温度-8 色かぶり補正+5 自然な彩度+12 彩度+2)

④効果
「メルヘンを意識しつつ、気泡のツヤも出したい。」そう思いまして、テクスチャと明瞭度は結構上げました。かすみの除去は少し下げるだけでフンワリした雰囲気にできるので、エアリーフォトっぽくしたいときにオススメです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
(テクスチャ+65 明瞭度+48 かすみの除去-3)

⑤ディテール
④の部分で出しきれなかった「ツヤ」を、ここで最終的に調整です。シャープを大胆に上げて、ノイズは出さないように調整です。
(シャープ120 ノイズ軽減56)

以上、「水中写真のお勉強」ブログでした。キラキラの泡メルヘン。通常のダイビングでは、大潮でかつ干潮のタイミングでないと狙いにくい被写体です。「撮ってみたい!」という方は、ご予約の際にお問い合わせくださいね(*’ω’*)
今日取り上げた写真ですが、実際のレタッチの様子をYoutubeでもアップしています。こちらも是非、ご覧くださいませ(^^)/ 「ダイビングサービス 鱗 Youtubeチャンネル」

ほかの作例も見てみたい!という方はこちらへどーぞ ☞「水中写真のお勉強」
ご要望いただきましたら、ログ付けの時に一緒にレタッチもしますので、なんなりとお申し付けくださいね。

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥