気付いて、調べて、考えて。【生き物観察日記 in 石垣島】美の饗宴?「イバラカンザシ」個性的な装いの数々。

本日、6月21日は「海神祭(ハーリー)」。沖縄各地で爬竜船が漕がれ、昨年1年間の海の恵みに感謝し今年1年の豊漁と安全が祈られる日です。石垣島は天気も良く、皆さん気持ちよく船を漕いでおられることでしょう(*’ω’*)

さてさて、今日のブログは「生き物観察日記」。今回は上の写真🔼「イバラカンザシ」について書いていこうと思います。

英名「クリスマスツリーワーム」とも呼ばれ、ご覧のようにクリスマスツリーが2本並んでいるような見た目。「ワーム」とあるようにゴカイやミミズのようなニョロっとした本体が、クリスマスツリーの下には埋まって(?)いまして、クリスマスツリー2つセットで1個体です。全体像が見たい方は是非ご自分で調べていただきたいと思いますが、表に出ている部分だけ見て「かわいい〜💕 綺麗〜✨」と思っている方が個人的には良いと思います😅笑

和名の由来は上の○で囲われた部分に因んでいます。なるほど「イバラ」のように見えますね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ この由来ですが、ダイバーの間でも知られていないことが多く、かくいう僕もガイドになってしばらくしてから大先輩がブリーフィングで話しているのを聞いて「そうだったのか!」と驚いた次第です。もちろん顔には出しませんでしたが😂
上の写真🔼の個体は「和名の由来」が分かりやすく見える子でしたが、苔のような付着物がついて見えにくい個体も少なくありません。

この「クリスマスツリー」のようなものは「鰓冠(さいかん)」といい、呼吸したり食べ物を口に運んだり、逆に排泄物を外に出したり、光や水の流れを感じて外敵から身を守るセンサーの役割をしています。色彩も変異に富んでいて、見つけるとついついカメラを向けてしまいます。ある研究によると、2色以上の体色を持つものが7割で、茶色を有する個体が3割。次いで黄・紫・橙・白・赤が多いそうです。

いろんな色をしているのは、「カムフラージュ」のためと考えられていますが、寄生しているサンゴと全然違う色をしていたり、とても保護色になっているとは思えません。まるで美しさを競っているかのように、色彩もパターンも様々。隣り合った場所で住んでいても全く違う色をしているのが、本当に不思議です。交雑を繰り返すうちにいろんな色になるんでしょうか?赤と白の子供が、その両色を持って生まれたり?サンゴのように一斉産卵を行うみたいですが、いつか見てみたいなー!٩( ‘ω’ )و✨

そーっとアプローチすれば、じっくり構図を考えながら撮影できて、オリジナリティの追求もできル「イバラカンザシ」。「奥が深いなぁ」と思っている生き物でしたが、今回ブログに書くにあたって改めて調べてみると、知らなかったことも多く、いやぁ勉強になりましたね!( ^ω^ )

以上、本日のブログ「生き物観察日記」でした!
今後も海の中で出会った事柄について、こんな風に書いていきますので、良ければお付き合いください(^o^) これまでの記事はこちらへどうぞ ➡ 【生きもの観察日記】

石垣島北部の海と、お待ちしています。
ダイビングサービス 鱗 代表:林 拓弥